千屋牛の味について考える

千屋牛
岡山県新見市は岡山県西北部にあり、吉備高原の上にあるのどかな田園風景が続く、小さな自治体です。
岡山県は比較的温暖な気候で有名な県ですが、新見市は寒暖の差が激しく冬には積雪も見られます。
そんな新見市は、その寒暖の差を生かして良質な牧草が栽培できることから、酪農も盛んでした。そんな小さな自治体の中に千屋地区と言う集落があり、そこで飼育されていたのが黒毛和牛の千屋牛なのです。

この千屋牛は昔は農耕などにも使われる労役牛であり、家族の中に溶け込んおり、大切に飼育されていたものです。
この千屋牛についてですが、高級和牛の代表の良質な肉質で有名な松阪、近江、神戸牛の元祖とも言われています。
また、性格はおとなしく賢い事でも有名なのです。新見市に行くと碁盤の上に乗る千屋牛の像を見ることが出来ます。これは千屋牛が訓練することでこのような事も出来ると言う事を周知するために建てられたものなのです。
では、なぜそんな千屋牛が全国的に有名になっていないのでしょう。それは、小さな自治体で飼育されているため、飼育頭数が少なく、出荷される量が少ないので流通することが無いのではないかと思われます。
岡山県の中でも大きな川である高梁川が流れ、その豊かな水源の元、肥沃な大地で良質な牧草を食べて育った千屋牛の肉質は赤身と霜降りと言われる脂身がバランスがよく、上品な味で食べる人を魅了します。
また、この千屋牛については新見市で観光の目玉にしているものがあるのです。霜降りの上質な肉の味は舌の上でとろけるくらい甘くおいしい事で有名です。
それを生かし、鉄板焼きにしたり、ステーキにしたりと人々を魅了しています。なので観光で訪れた時にはぜひ食べてみたいものです。
ただ、このようなお店に入るのは敷居が高いと言う人も多いのではないでしょうか。

最近では岡山市内の焼肉店でも千屋牛の美味しい味を堪能出来る店舗が増えてきています。
JS苑でも数量限定でございますがありますので一度ご来店の際はお試してください。

千屋牛についてもう一つ楽しみ方があります。
本場の新見までは行けないと言う人は岡山市で行われる祭りなどに出かけてみてはいかがでしょうか。
千屋牛の焼肉を始め、千屋牛バーガーを始め、千屋牛の串焼きなどが良く販売されています。
ハンバーガーや串焼きを片手に祭りを楽しむ人が多く見られ、ここでも人気の的になっている事か垣間見られます。
岡山県は山海の恵みが多く、美味しいものがたくさんあります。千屋牛はその筆頭ではないでしょうか。

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